こんにちは!
今日はKahoot!の活用編②をお届けします。


生徒の傾向を掴むために活用(活用編②)

Kahoot!の基本的な使い方は四択問題を作成し、正答を1つ選ばせることです。
しかし、実は4択のうち2つ、3つ、又は全て正解として問題を作成することができます。
この機能を応用して使える方法をお伝えしたいと思います。
Kahoot!の流れは
となります。
全員が回答し終えた時点で、何人がどの解答を選択したかがわかるようになっています。
そして、教師が次の問題に進めない限りはその画面で停止しますので、一問一問教師がフィードバックをすることができます。
と言った形で進めることができます。
これをうまく活用して、生徒の傾向を掴む問題を作ることができます。
Kahoot!の活用方法アイデア
クラスの生徒の傾向をつかむ方法
わたしがやるのは4月の一番最初のオリエンテーションです。
例えば
- 一番好きな科目です。
- 一番ではないがまぁ好きな科目です。
- あまり好きではない科目です。
- 一番嫌いな科目です。
の四つを選択させることができます。
結果を見ると、このクラスは社会が好きなのか嫌いなのかがわかります。
手を挙げさせて答えさせるのもいいですが、挙手制にすると反抗期真っ只中の生徒は答えてくれないこともありますが、Kahoot!だと意外と答えてくれます。
演習問題での活用
また、4択の演習問題でも活用できます。
もちろん答えは一つなのですが、敢えて全てを正解にしておきます。
正答がわからない状態で、それぞれがどの問題を正答と考えているかを集計することができます。
その結果に基づいて、その問題を再考させることができれば学びを深めることができます。
個で考えた結果に基づき、果たして本当に3番が正解なのか。グループ学習で再度深く考えさせることができます。
- 本当に3番が正解なのか。
- もし、3番が不正解だった場合、本当の正解は何番なのか。
- もし、3番が違うのであれば、なぜ多くが3番を選んでしまったのか 原因を考えてみる
ということも可能になります。
ただ、正答を答えさせるよりも、間違えた理由を考えさせることで深い学びを促すことができます。
そして、それをグループごとに発表させ、アウトプットをさせます。
解答が多かったのは3番でしたが、うちのグループは正答が1番という結果にまとまりました。おそらく、3番については、みんな○○について気付いていないか、グラフの読み方を間違ってしまった可能性が高いです。
という風に持っていくことも可能です。
また、地理では統計資料などを読む問題の時は大変効果的な手法です。意見が分かれやすいので、議論が活発化します。
自身のもつ知識を使って懸命に説明しようという姿勢が見られます。
その結果間違っていた場合は、正しい知識をインプットしようという動きにもつながって行きますよ。
Kahoot!の使い方まとめ
今回はKahoot!の使い方を少しイレギュラーに使った方法を解説しました。是非お試しください。
ただ、生徒の傾向を掴むような場合はKahoot!を使わないでも他の方法でも可能です。
他の記事で開設した、MentimeterやGoogleフォームなども活用できます。


生徒の実情に応じたツール、または教師が使いやすいツールを利用していただければと思います。
記事が参考になれば幸いです。