ICT教育

遠隔授業で使える最強のICTツール見つけた【現在全教員が遠隔授業成功!】

コロナウイルスの影響で遠隔授業支援ツールの需要が高まっています。

いろんなことが制限されている中で、教員は生徒にしてやれることはないのか、どこの学校も模索中だと思います。

本校も例に漏れず休講措置をとっていますが、通常の時間割通りに学校を運営することができています。

幸い、その取り組みが各方面で取り上げられるようになってきました。

今日はその本校が遠隔授業をスムーズに運営するために大変活躍しているツールでできることについて解説したいと思います。

遠隔授業で実現したいことは何?

先生方が遠隔授業を実施した際に、最低限やりたいことはなんですか?

安易にZoomを使ったり、ロイロを使ったりするだけでは中途半端に生徒を縛り付けることになります。

やるなら100%学校としてやるべきことをせねばなりません。

おそらく、先生方が今実現したいと思うのは以下のようなことだと思います。

教員が今、休校措置中にしたいと思うこと
  • 遠隔だが普通に授業をして、教科書を進めていきたい。
  • 生徒が家にきちんといて、元気であるか確認したい。
  • 生徒の表情が見たい。
  • 課題を配付し、勉強させて、提出させ、さらに添削して返却したい。
  • 生徒にアンケート調査(進路希望調査・新入生の個人情報調査等)をしたい。
  • 時間割通りに授業を行いたい。
  • 出欠席の確認をしたい
  • アクティブラーニングをさせたい。
  • グループワークをさせたい。
  • 5教科だけでなく、体育や音楽なども遠隔で行いたい。
  • 部活で自主練させたい。
  • 進路相談や人間関係の悩みなどの相談に乗ってあげたい。

最強の遠隔授業ツール Microsoft Teams

それを実現できるICTツールはMicrosoft社のTeamsです。

アプリ自体は無料で使うこともできますが、有料プランもあります。

さぶろう
さぶろう
Outlookのメールアドレスを使用している組織でOffice365をすでに導入しているのでしたら使わない手はないです。

Microsoft Store (マイクロソフトストア)

実は3月末までTeams、Office365は死にICTツールだった

見出しの通り、Office 365は本校は導入していましたが、一切活用できていませんでした。

生徒はOffice 365を契約していたので、学籍番号を付与し、それを元に学校ドメインのメールアドレス(Outlook)だけを一人一つ与えていただけでした。

ZoomsやGoogle Meetなどのアプリが注目されなか、今うちの学校で使えるものの中で、上にあげた実現したいことを全てできるものがないものか考えた時に浮上したのがこのMicrosoftのTeamsです。

Teamsが1週間で全教員が使えるようになった

1週間、正確にいうと4日使って教員研修を行った結果、本校の数十人の教師全員がこのTeamsを活用できるようになり、通常の時間割通りの授業を実施することができています。

それではTeamsの良さを学校の教員目線で説明したいと思います。

遠隔授業で大活躍するTeamsの機能

Teamsの機能遠隔授業で実現できること
チャット時間割通りに授業を行いたい。
出欠席の確認をしたい。
進路相談や人間関係の悩みなどの相談に乗ってあげたい。
チーム時間割通りに授業を行いたい。
出欠席の確認をしたい。
アクティブラーニングをさせたい。
グループワークをさせたい。
ファイル課題を配付し、勉強させて、提出させ、さらに添削して返却したい。
拡張機能「Forms」等生徒にアンケート調査(進路希望調査・新入生の個人情報調査等)をしたい。
会議普通に授業をして、教科書を進めていきたい。
生徒が家にきちんといて、元気であるか確認したい。
生徒の表情が見たい。
時間割通りに授業を行いたい。
出欠席の確認をしたい。
アクティブラーニングをさせたい。
グループワークをさせたい。
5教科だけでなく、体育や音楽なども遠隔で行いたい。
部活で自主練させたい。
課題課題を配付し、勉強させて、提出させ、さらに添削して返却したい。
電話進路相談や人間関係の悩みなどの相談に乗ってあげたい。

Teamsの「チャット」機能でコミュニケーション円滑化

Teamsはチャット機能があります。

教員から生徒、生徒から教員、教員から教員にチャットを送ることができます。

またアプリもありますので通知機能も使えます。

さぶろう
さぶろう
生徒には通知設定を必須化し、教師からの連絡を確実に受け取れるように指導をしています。

遠隔でも生徒と個別のやりとりをすることができるので安否確認をすることができますし、課題の出し忘れのリマインドなどもしています。

Teamsの「チーム」作成機能

授業ごと、学年ごと、クラスごと、全校生徒などのグループ機能を使うことができます。

LINEのグループ機能と同じです。

さぶろう
さぶろう
Classiでいうところの校内グループですね。

必要なメンバーに一斉に情報を送ることができます。

Teamsの「ファイル」機能

当然ですが、Team内ではメッセージだけではなく、画像や動画なども送信可能です。

普通は投稿した内容は埋もれて行ってしまうもので、以前送ったファイルを探すのには大変苦労するものです。

さぶろう
さぶろう
ほら一昨日送ったファイル見てくださいね。

頼斗くん
頼斗くん
先生、色々投稿されすぎてどこにあるかわかませーん。

なんてことはよくあるはず。

ですが、Teamsはチーム内の「ファイル」タブを押せば今までチーム内で送信されたファイルのみを一覧で確認することができます。

これは地味に嬉しい機能です。

課題も整理して保存されるので、ファイル名に連番や日付などを振っておけば綺麗に整理されます。

教科書を学校に置いたままの生徒でも、学校にこさせることなく教科書の内容を提示することも可能です。

よくないことかもしれませんが、教科書のコピーや問題などもPDF化して、生徒に送ることができますので、全員遠隔授業で教科書を進めていくことも可能です。

Teamsの拡張機能「Forms」でアンケート実施

Teamsでは拡張機能を使えばフォームを作成することができます。

TeamsはOffice 365だけではなく、様々な企業が開発したアプリと連携することができます。

特に「Forms」はチーム内のメンバーにアンケートをとることができる大変便利な機能を持ちます。

本校はアンケートフォームは基本Classiで行ってきましたが、Classiがダウンしてしまった時にこのFormsが大活躍してくれました。

さぶろう
さぶろう
模試の受験希望調査や高3の進路希望調査、新年度の個人情報収集など、費用なことを全て実施することができました。

Formsだけではなく様々なアプリをチーム内に接続すればオリジナルのチームを作成で来ますのでいろいろ試してみると面白いでしょう。

私も中のいい教員とチームを作って今色々と試しているところです。

Teamsのオンライン授業は「ビデオ会議」で万全

ZoomやMeetなどのアプリが有名ですが、Teamsの会議も素晴らしいです。

画質がどのアプリがいいかという議論がありますが、そんなことは二の次でいいのではとおもっています。

生徒と教員がお互いの顔が見れて、教師が送る映像が見て確認できればいい訳です。

Teamsで板書を写している先生もいますが問題なく閲覧できるますし、普通に授業を進めることができています。

また、Teamsの会議では、「共有」機能を使い、PCの画面を出力することもできます。

私はパワーポイントのスライドを作成し、「共有」機能を用い、スライドを生徒に見せながら、高1〜高3まで進路ガイダンスを実施しました。

音声もよく聞き取れ、画面も見やすかったし、内容もわかりやすくて良かったと生徒にお褒めの言葉をいただきました笑

Teamsの「課題」配信機能

課題配信もできます。

期限を決めて提出させることも可能です。

ロイロノート・スクールと似たような機能ですね。

最近ロイロがアクセス過多で調子が悪いので、先生方もTeamsの課題機能を使い課題を提出させています。

音声なども提出させることができるので、音楽の授業では歌を自宅で歌わせて録音して課題提出をさせたりしています。

英語もスピーキングを録音させて提出させ、教員が良かった生徒のスピーチをクラスの生徒に聞かせ、フィードバックを行っています。

Teamsは電話もできる

電話機能も使えます。

来週から高3生は個別の進路面談を実施します。

希望者は保護者もiPadの前に座ってもらって面談を行う予定です。

また、Teamsで繋がっていれば生徒のLINEや電話番号の情報を持っていなくても、すぐに生徒とやりとりができます。

Teamsを使って工夫している本校の遠隔授業

出欠席の確認

遠隔授業をしても動画やLIVE配信の一方通行の授業ではまず生徒は聞きませんし、寝ます。

授業の最初と最後にチャットに返信させるような仕組みだけでは見事に合間に寝てしまいます。(そもそも遠隔でも面白い授業をしない教師が悪い説はありますが)

うちの学校は、授業中は会議を付けっぱなしにさせている先生もいます。

完全監視ですね笑

私は生徒がかわいそうなので、最低最初と最後だけ顔出しで会議をしますが、毎回課題を出させています。

もしくはFormsですね。

これの出来によって出欠席の扱いを決めると脅しています笑

まぁ、そもそも私の授業は会議機能バンバン使って生徒と会話をしながら進めるので一切寝る暇はないんですが・・・

最初と最後だけ顔出しするぞと言っても、50分顔出しっぱなしというのもよくあります。

オンラインでのグループワーク実現方法

グループワークも会議機能を使えば簡単に解決できます。

クラスのメンバー内で、小さなチームを複数作ります。

例えば30人クラスで、6名のチームを5つ作成します。

そしてそれぞれの生徒が各々のチームの会議に参加します。

そこで生徒6人が話をしてグループ学習を進めます。

教師は各グループに乱入しては退出し、乱入しては退出しの繰り返しをしています。

生徒はいつ教師が乱入してくるかわからないので、緊張感を持って話し合いを進めているようです。

Teamsは無料?有料?

Microsoft Teamsは無料版と有料版があります。

授業で活用することだけを考えると、無料版でも十分な機能が備わっています。

Office 365をすでに契約している状態でしたら、Teamsの料金も含まれているため、有料版で使用することができます。

有料版と比較して、不足している点はごくわずかです。

  • Office365と連携できない
  • ファイルストレージの容量が少ない
  • 会議をスケジューリングして実施できない(別に授業する際は不要)

ぐらいでしょうか。

教育機関用のOffice365のプラン・料金は?

本校は元々教育機関用のOffice 365を契約していますので、有料版のTeamsを使えています。

具体的に導入しているプランは以下です。

常勤教員非常勤講師生   徒
【教職員用】
Office365 A5
【教職員用】
Officce365 A1
【生徒用】
Officce365 A1
¥870ユーザー/月相当
(年間契約)
無料
(期間の指定なし)
無料
(期間の指定なし)

詳しくは教育機関用のOffice 365こちらのページで確認できます。

まとめ

このようにMicrosoft Office 365のTeamsがあればいくらでも学校を遠隔で実施することができるのです。

正直なところ、Teamsに画期的な真新しい機能はありません。

GoogleのG Suiteでも実現できますし、複数のアプリ(ロイロやClassi、Zoom)などがあれば実現できることです。

今回本校の100%ICT化が進んだ一番の要因は、Microsoft Office365では、学校でやりたいことがほぼオールインワンでできるというのが一番大きかったかとおもっています。

また、ロイロやClassiなどの定番のツールが想定外のアクセス数がありダウンしたことで、教員間の危機感が高まり、Office 365の重要性に気づいたという面もあります。

よく学校ICTでは「アプリの数は制限してやるべきだ」なんていう論争がありますが、私は全くそうは思いません。

頼り切っているツールが万が一使えなくなった時でも、通常通りに物事を進める保険があるかないかというのはとても重要なことだと今回気づかされました。

また、アプリを一個きちんと使いなさいという指導は、生徒の創造性を阻んでいると感じます。

ピンチを切り抜けるために様々な選択肢を与えておき、いつでも自分で考え乗り切ることができる力を身に着けることが子供たちにとっては重要なことではないでしょうか。

ロイロが落ちてもClassiが落ちても大丈夫です。

Office 365、めっちゃいいです。

導入検討されてる方は是非。

教員と生徒が文字通りTeamになりますよ。

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