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進路指導部の先生ならわかってくれるはず

今日は私の考え方が異常なのか正常なのかを確認したくて投稿したいと思います。

お付き合いいただけると幸いです。

私の立場と状況

現在私は学校管理職と進路指導主事という役職を兼任させていただいています。

この進路指導主任という仕事をしていると、毎年大学から大量の書類が届きます。

これが結構な量なんです。

大学側の目的としては「自分の学校を知ってもらって受験生、入学生を増やしたい」という意図があるのだと思います。

また、その目的と同じでしょうが、パンフレットなどの書類送付以外にも高校訪問もされています。

高校訪問の価値

今年はコロナの影響でまだあまり本校に来られる大学は少ないですが、今日来られて、対応をしながら不謹慎ながら考えてしまいました。

さぶろう
さぶろう
「この時間うちの生徒と学校にとってなんかメリットある?」

こういう言い方すると高校訪問をされている方や、この高校訪問で貴重な情報を取集していると考えられている先生方に「激おこ」されるかもしれませんが、私自身ほとんどメリットを感じていません。

その理由は以下です。

  1. 生徒が希望する大学の訪問がほぼないということ
  2. 訪問してからもらう情報が、どの大学も就職率や奨学金のことがほとんどであり、ネットで調べれば一瞬でわかる情報であること
  3. 勤務時間、生徒への指導時間、教材研究の時間を半強制的に奪われること

1.生徒が希望する大学の訪問がほぼないということ

これは学校により事情は全然異なってくるとは思うんですが、お話しさせてもらいたいと思う学校はほとんど来られることがありません。

また、広報の方がお話しに来られますが、その方との関係も基本的にはその訪問時だけのことが多く、深い関係になったからと言って入試結果が左右されることはありません。

まぁ、私が積極的にその広報の方に連絡を取ったり、かかわりを持ったりすることをしていれば話は変わってくるのかもしれませんが、その労力のわりに成果がでるわけでもなく、そもそも生徒が行きたいと思っている大学ではないので、メリットはないんですよね。

また、逆に生徒が行きたい!という大学の広報の方と深い間柄になったとしても、生徒が合格しやすいということにはなりません。

そもそも生徒に人気の大学は、規模が大きかったり、偏差値が高かったりするところが多く、数値で合否を決めなければならないことが必然で、組織の体制から考えて、その広報担当の方が合否を左右する決定権を持つということ自体が考えづらいと思います。

2.訪問してからもらう情報が、どの大学も就職率や奨学金のことがほとんどであり、ネットで調べれば一瞬でわかる情報であること

これはほとんどそうです。これも批判覚悟で言いますが、各大学がアピールしている数字はどう見ても情報操作と思われることが多々ありますのであんまりうのみにしないようにしています。

特に来校されるほとんどの大学は、就職率に関しては9割から10割をうたっていますけど、それはあくまでも就職希望者、つまり就職活動を一生懸命行った大学生が9割、10割就職先が決まっているのであって、全学生の就職率にはなっていないんですよね。

極端な例ですが、100人の卒業生がいる大学で10人の学生が就職活動をし、10人が内定をもらえば就職率100%とうたっているところも少なからずあるということです。

進路指導される先生方はこのことはご存じだと思いますが、ぜひ入学者数と卒業者数、就職者数の実数をご確認ください。

私自身この就職率という数字の出し方については全く否定的にはとらえていませんし、むしろ戦略的には当然のことと思っています。

大学の良さをアピールするには数字で表現した方が学生にはわかり易いからです。

結局何が言いたいかというと、就職率をアピールされたところで、信ぴょう性のある数字ではないですし、またネットで調べたら情報はすぐに得られるので、30分もその話を聞く側としては結構修行並みの忍耐力がいるのだということです。

また、奨学金についての情報もいただきますが、これも今やどこの大学も行っていることで、大学により金額はまちまちですが、真新しさを感じませんし、HPを見ればわかる情報です。

また、私の個人的な考え方ですが、「奨学金があるからこの大学を生徒にすすめる」ということはしたくありません。

その指導は「どの大学でもいいからとにかく経済的に負担が軽い大学に入れ」という指導であって、本人が将来何を学び、どういう社会人になっていきたいのかということを考えたうえでの進路指導ではないと考えているためです。

そして基本的にはこの2つの話が訪問していただいた際の中心の話になるので、あまりメリットを感じないのです。

3.勤務時間、生徒への指導時間、教材研究の時間を半強制的に奪われることに関して

現在働き方改革が教育現場にも浸透し始めています。

本校は3年前ぐらいからでしょうか、変形労働制を採用し、教職員の勤務時間を法に則って厳格に管理しています。

教員は朝早くから遅くまで働いてナンボの世界は終わりを告げたと私は思っています。

本校は現在8:15~18:00が勤務時間で、それ以外の時間は管理職の許可がないと残業ができない仕組みです。

18:00には学校がすっからかんの状態です。

もちろん批判もあります。

「生徒の個別指導、受験指導はどうするんだ」

「面倒見をうたっているんじゃないのか」

「部活の練習時間が足りない」

等ありますが、その他にもあるのは重々承知です。

法的に仕方がないといえばそれで終わりかもしれませんが、個を尊重する時代になったと思い、考えを改めなければならない時代に入っています。

大事なのはちょっとでも長く残業しようとか、体制に不平不満を言うのではなくて、限られた少ない時間をどう生徒を導くために費やすかにかかっているのだと思っています。

そのために無駄は省いてもっとICTを使っていけたらいいんじゃないかと思います。

前置きがスーパー長くなりましたが、つまり教員(教員だけではなく社会人全般ですが)の時間価値は以前より飛躍的に増しているはずで、限られた時間で今まで以上の成果を上げていかねばならないわけです(誰でも知ってる正論)。

ですので、強制的に来客があり、そこで20分、30分時間を費やすことは果たして価値があるでしょうか。

かつ有益な情報かと言ったらそうでもないのです。(もちろん有益なこともゼロではない)

【パターン1】生徒に指導しているときに

「あ、お客さんが来たから明日でもいいか?すまんな・・・」(生徒の時間搾取)

【パターン2】教材研究しているときに

「お客さんがこられました!」→対応→「えっと、何やってたっけ?・・・」(集中力の搾取)

【パターン3】「よし、今日の残りの仕事は2つだな」→突然の来客→授業→授業→会議→「ぎゃー!勤務時間過ぎてるー!!」(ま、これは自分のタイムマネジメント下手もあるが)

ということで私から提案したいのは以下です。

A.学校訪問文化を一切やめる

または

B.学校訪問の受け入れは、受け入れ側の選択制にする。

ま、むちゃな話なんでしょうが・・・

私は個人的にはAにしてほしいです。

そして情報はメールでいただけると個人的にはありがたいです。

もちろんメールじゃなくてもいいんですけど、大切なのは「必要な時に必要な情報にアクセスできる」という状況にしてほしいということです。

また、大学側がアピールしたい情報があるでしょうから、メールにその情報を載せておいていただければ私は確実に見ます。

メールならスマホを使えばトイレでも見れますし、ポテチ食べながられも見れる。

読んで内容を理解すればスマホ画面をスライドし、処理済フォルダにメールを振り分け、これは生徒に有益な情報だと思えば、そのまま受信フォルダに残しておく。

そうすれば綺麗に情報の取捨選択ができます。

これはあくまでも私の個人的なやり方ですが・・・・

私が言いたいのは、情報は一切いらないから学校訪問しないでくれ!と言いたいのではなくて、情報をもらう側のことに配慮してくれ!ということです。

ホリエモンも言っていましたが、電話をしてくる人とは仕事をしたくない。

これは私もずっと思っていましたのでスカッとしました。

電話の方が早いでしょう。

でもそれ、相手の時間を強制的に奪ってますけど大丈夫ですか?

私も散々時間を奪われてきたとおこがましくも感じています。

1日にいくつもの大学の広報担当者が学校を訪れ、私を名指しで指名してきます。

名刺交換し、他愛もない会話をし、それから数十分間、

「ネットでいいよなぁ。」

と思いながら話を聞く。

名刺交換も不要です。

私はエイトという無料アプリを使っていますので、それでできませんかね。

でも本当はそれも不要だと思っています。

だって、その担当者に電話することはまずないですし、何かあれば大学の入試関連部門に電話を掛けます。

かけた時もその時の担当者が出ることはないですし、折り返しは別の人からくることもしばしばあります。

本当に学校現場、いや今の日本の社会には「誰も得しない悪しき慣習」が多すぎると思うんです。

今日もありましたが、

事務「さぶろう先生、B大の方からお電話です!」

さぶろう「ありがとうございます。かわります。」

B大広報担当者「お世話になります。今近くにいますので、ご挨拶に伺ってよろしいですか?」

はい。

この電話は挨拶ではないんですね。

あくまでもアポ取りの電話ということです。

この電話の時間、そしてアポ取って奪われた時間、私や私の生徒たちに何が還元できるでしょうか。

本校にとって一切不要です。

確かに人間関係の構築や直接コミュニケーションをとることで大学との関係がよくなるのかもしれません。

でも生徒たちにはそれは何にも関係ありません。

見失ってないでしょうか。

本当に大切なことを。

先人たちが大事にしてきた習慣は、おそらく当時はとてつもなく大きな意義があったのだと思います。

ですが、今は時代が違います。

人も違えば、価値観も違う。

やめましょう。

無駄な会議や無駄な書類、無駄な挨拶。

コロナウイルスの影響で、本当に何が大切か見えてきたと思います。

ま、結局のところ、私が大学の訪問をすべて断れば済む話じゃないか。

それが正解だと思うんですけどね。(そうはいかない事情もあるわけで・・・)

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