ICT教育

アクティブ・ラーニングの成果

AL導入後の期末考査

アクティブラーニングを導入してみてから、今回はじめての定期考査を実施しました。

アクティブ・ラーニングでは成績があがらない説もありますが、結果はどうだったのか。

ALの効果

結論からいうと

上がりました。それも劇的に。ちょっと考察してみました。

現在、特進クラス(模試の偏差値57〜70のクラス)と進学クラス(偏差値39〜54のクラス)を担当しています。

成績が大幅に上がったのは進学クラスの方でした。

AL後の進学クラスの変化

結果は

AL実施前の中間試験の平均点:39.8点(100点満点)

AL実施後の期末試験の平均点:70.1点

おいおい、テスト簡単にしたんだろ?という声が聞こえてきそうですが、そんなことはありません。効果検証をしたかったので、難易度は変えているつもりはありませんし、生徒にも「難易度は変えない」と言うことは伝えていました。強いて言うなら、試験範囲が若干狭かったと言う違いはありますが、この数字の変化には大変感動しました。

全体的に点数が上がったのは言うまでもないのですが、落ちこぼれが一人も出なかったことが大きな収穫です。

授業での様子をみていると、全員が必死に取り組んでいたのは言うまでもありませんが、いつも落ちこぼれた生徒が生き生きと問題を解いている姿もみられました。「わからないことがすぐ聞けるし、一緒に考えることができる」ということがとても楽しいようです。

また、今までが、いかに生徒にとって有意義な授業でなかったかと言うことが露呈してしまったのも事実です。

生徒の実態にそぐわない授業が行われていたということになるでしょう。お恥ずかしながら…

成績向上の要因

今回の成功はいくつかの要因が考えられます。

まず1つめですが、今まで生徒がいかに教科書を読み込むことをしてこなかったかと言うことです。というか、させてやれなかったのだと思います。いつも教科書の内容が頭に入っていれば解ける問題しか出題していません。ただ、この教科書を熟読すると言う行為が普段、試験勉強の中で実施されていなかったと言うことがよーくわかりました。

今回ALのスタイルに変えてみて、教科書を熟読しながら課題を進めていく形に変えました。自分では教科書を読むという作業はできないが、授業中に友人と協力することで、はじめて熟読できるようになるんだと実感しました。

ただ、まだまだだと思うのが思考力を問う問題やデータやグラフを見て解く問題に関しては弱さが表に出ている答案ばかりでした。

それは原因がわかっていて、教科書を読むことはできても、問題を解く応用力を身につけさせてあげることができなかったと言うことが原因です。これは反省しないといけない。

ただ、このクラスは学力も高くなく、基礎が完全に欠落しているので、今は基本に忠実になり、今後応用力を鍛える時間も作ってやる必要があると感じています。

AL後の特進クラスの変化

一方、特進クラスですが、

中間試験:50.2

期末試験:53.1とあまり大きな変化はみられませんでした。

平均60ぐらいで作問したつもりだったんですけど…

正直特進クラスの方が進学クラスより集中力の面で劣っていたことも理由としてあげられますし、何と言っても失敗したのが教材選びかなと感じています。彼らには少し簡単すぎたのではないかという反省があります。

でもなぜか基礎はいまいちだったんですが、逆に応用問題の方が今まで以上によく解けていた気がします。これは本当に原因がよくわかりません。ひょっとしたら生徒が自分たちで応用問題を中心に勉強したのかもしれませんが、基礎ができていないのになぜだろうと疑問が残ります。

このクラスはクラス内での成績格差も大きいのでですが、今までの成績不振者が得点率をあげているのが今回の特徴です。このALのやり方は成績下位者には効果があるのかもしれませんが、逆に成績優秀者には物足りない内容なのかもせれません。ますます研究をしなければならないなあと思っています。

また、生徒に返却をしてから振り返りをしたいと思います。

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